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嵐の二宮和也君が大好きな 主婦のひとりごとです。
日経トレンディーネット
2014年09月20日 (土) | 編集 |
こんな記事があります。

長いので、暇な時にでも読んでいただけたらと思います。


連載:鈴木貴博の

「 舞台裏から分析!流行のメカニズム 」



「 嵐とファン 」 に見るソーシャル時代の新しい

つながり方

2014年09月16日


嵐のファンが “ 熱心 ” なファンに

なる理由

 音楽エンタテイメント業界は大きく変貌している。

音楽エンタテイメントビジネスに起きた変化を

ひとことで言えば、 「 ビジネス上の重要ポイントが、

楽曲からファンとの関係性へシフトしている 」 と

いうことになるようだ。

 マーケティングの専門家で音楽業界の変化に詳しい

射場瞬さんは、人気グループ 「 嵐 」 を題材に、

この変化について詳しく分析をしている。

今回、この射場さんの話を詳しく聞くことができたので、

音楽ビジネスに起きている変化のエッセンスをまとめて

みたい。

 射場さんは米国の大学を卒業後、コルゲート

パルモリーブ、クラフト、アメックスなどの米国企業の

本社の消費者マーケティング部門でキャリアを積み、

日本コカコーラ副社長を経て独立。

v現在は、マーケティングコンサルティング会社、

IBAカンパニーの代表を務めている。

 消費者マーケティングのプロである射場さんは、

ソーシャル時代の顧客マーケティングの事例として、

嵐とファンとの関係性に注目している。




一般的によく言われる嵐のアイドルグループ

としての特徴は、 「 5人は本当に仲がいい 」

いうことだ。

その5人の存在に自分の感情を移入できるという点に、

ファンが嵐にはまっていくポイントがあるという。

 「 嵐のファンが  “  熱心  ” なファンになるケース

としてよくある状況を1つ挙げると、大変な現実に

直面している時ですね。

人間関係でうまくいかなかったりして精神的に

疲れていたり、勉強や仕事で頑張らなくては

ならない、そんな現実が背景にあります。

 現実から一時的に離れさせてくれる何か、現実を

乗り越える元気をくれる何かを求めている時、

たまたまテレビや雑誌などのメディアで嵐に触れる。

5人の夢の世界に加わることで、ほっこりして

癒やされ、現実の大変さを少し軽減できる。

こうしたきっかけで、ファン活動に熱心になり、

嵐が生活の大切な一部となっていくのです 」 と

射場氏は語る。

 長年、嵐をウォッチしているとわかるのだ

そうだが、TVなどで細く見ていても、仲が

いいことに疑いがわく場面がないという。

仲の良さを確信できるから、ファンは嵐に

はまっていくというのだ。

 ただ、マーケティング戦略の観点で重要なことは、

この “ 仲の良さ ” という顧客価値が完成されて

いくにあたっては、運営者側に意図的な打ち手が

存在するということだ。

 「 嵐のメンバーは5人ともそれぞれ絶大な人気を

誇っていますが、実は2004年頃までは、個人の

メディア露出が櫻井翔さんと松本潤さんの2人に

偏っていました。

言い換えると、他のジャニーズグループ同様、

“ グループ内格差 ” のあるグループだった

のです。

 ところが、嵐の場合、2004年以降、他のメンバーの

メディア露出を増やし、ドラマや映画などを通じて、

認知度を上げていく運営者側の努力が功を

奏します。

他のメンバーもヒット作や人気番組に恵まれ、

グループ内での人気格差が小さくなりました。

 この結果、 『 本当に仲が良い 』 というイメージが

広く定着し、グループ内格差のなくなってきた

2008年頃から、嵐の本格的なブレークが始まった

のです 」 (  射場氏  )

 このようにして、嵐のファンたちがさらにはまりこむ

仕掛けが出来上がってきたという。



 「 嵐のメンバーは、ファンやスタッフを

『 6人目の嵐さん 』 と呼び、

『 嵐を作っているのは皆さんです 』 と15年間、

言い続けています。

そして、ファンへの感謝を機会あるごとに伝えて

います 」 ( 射場氏 )




 また、このメッセージがブレないことも嵐の特徴だ。

自分が嵐を支える1人なのだと言われ続けることで、

嵐のサポーターとしての活動がファンの生活の一部となる。

 「 アイドルとしての嵐を好きになることで、ファンは

勇気や元気を与えられ、現実生活での辛さが減ったり、

日常生活の大変なことを乗り越えられるようになります。

そして、嵐ファンとしての活動 ( 注 : 『 嵐ごと 』 と

表現される ) は24時間の日常の一部となって

いきます 」 ( 射場氏 )

 嵐のマーケティング的な成功は、このようなファンへ

サポーターとしての役割が与えられた時期に同期して

インターネットの世界でソーシャルネットワークが登場した

ことで、さらに強化されていったという。

 「 気になる嵐のことをよりよく知るため、ファンはインターネット

での情報収集に没頭するようになります。

そこに、ソーシャルが登場したことで、情報のインプットだけでなく、

ファン同士でのシェアや協力といったアウトプットとしての

活動も楽しむようになっていくのです 」 ( 射場氏 )

 嵐の特徴は、Twitterなどのソーシャルメディアを追っていくと、

他のアイドルとの違いが明確に見えてくると射場氏は話す。

 濃いファンほど、自分を6人目の “ 嵐さん ” であることを

認識しているため、他のファンの行動を支援しようと動くのだそうだ。

 具体的にはこのようなエピソードがある。

 「 事務所が発表する前に、タワーレコードなどからCD ( 初回盤 )

の予約が発表されたことがあったのですが、瞬時にツイッター上で

その情報がファンの間で拡散され、事務所が発表する頃には、

全てのオンラインの予約サイトでの初回盤の定価での予約が

終了していました。

 しかも、6人目の嵐さんたちは、ネット上で、他の嵐ファンの

サポートを始めたのです。

予約ができなかったファンに対して 『 紀伊國屋の店舗には

まだ在庫がある 』 といったオフラインでの販売状況が

共有されていきました。

 やがて、都心部で売り切れになると、 『 大宮はまだ大丈夫 』

とか 『 津田沼は残りわずか 』 といった形で、他の嵐ファンを

サポートする情報が飛び交っていくのです。

このときは予約開始1日で、初回盤のオンライン、オフラインの

全国での予約は完売していました 」 ( 射場氏 )

 このように6番目の嵐さんとしての活動が日常になる濃いファンに

対して、射場さんの分析によれば、さらに嵐の世界に引き込む

『 ツンデレ 』 という仕掛けが施されているという。



 「 男性が女性をハマらせる方法として、一般的に言われるのが、

急に冷たくしたあとで優しく抱きしめて、謝罪や感謝の気持ちを伝える

という 『 ツンデレの法則 』 があります。

嵐のマーケティングには、この法則が当てはまります。

 ファンになり始めると、コンサートのチケットの購入を試みるけれど

なかなか当たらない、グッズも長蛇の列に並ばないと入手できないなど、

さまざまな苦労を体験することになります。

 実はこの苦労があることで、そのあとで体験する嵐のコンサートでの

メンバーからの愛情表現が、非常に効果的に女性ファンの心を

つかみ取るのです 」 ( 射場氏 )

 嵐のファン同士の交流が始まると、コンサートへの参加が重要な

接点となる。フ

ァンクラブ会員でなければチケット入手はほぼ不可能なため、

コンサート参加希望ファンが必然的にファンクラブに入会する。

 嵐のファンクラブ会員数は、新規の会員番号を基にファンが推定した

数字によれば、約140万人ぐらいだという 。

( 現在の会員番号は165万番台 )


 「 2013年のコンサートツアーでは、参加者81万人に向けて課題が

出されました。

『 Funkyという曲の振りを1曲分覚えてきて。

みんなで一緒に踊ろう! 』 という内容です。

 練習用の動画がジャニーズネットにアップされ、皆が一斉に

練習をスタートしました。

 Twitterには、この 『 ファンキーダンス 』 に関する書き込みが

溢れます。

結果、コンサートに行けない人もコメントを読んで練習を

スタートするようになりました。

 この曲の振り付けは結構難しく、覚えるためには時間が必要

なのですが、結果としてコンサート前に、嵐とコンサートのことを

考える時間が増え、ファンの間で準備時期から気持ちが盛り上がって

いきました 」 ( 射場氏 )

 そして、コンサート当日、課題曲のFunkyを会場全体と嵐5人と一緒に

踊った後、嵐のメンバーから優しくほめてもらうことで、ツンデレ効果は

最高潮に達したようだ。

 「 コンサート後のTV番組のインタビューなどで、 

『 コンサートのどこが良かったか 』 という質問に、このFunkyを

挙げた人がほとんどでした。

コンサート参加者のTwitterのコメントも、Funkyに関するものが

圧倒的に多かったのです 」 ( 射場氏 )

 はたから見ると、嵐のファンでいるのは大変だ。

特別なグッズはイベント・コンサート中と、その前2~3日の

プレ販売でしか購入できない。

 アラフェスやハワイ公演グッズに関しては、グッズ販売に

参加するのすら抽選で、日時指定の抽選に当たらなければ、

グッズを購入できない。

 2013年東京ドームの平均的な待ち時間はTwitter・Mixiなどの

コメントを基に推測すると3~7時間だったという。

 ところが、このような苦難についても、つながっているファン同士が

協力し合うという。

 「 グッズのラインの現在の待ち時間や売り切れ情報、最寄りの

宅配サービスまで、他のファンからリアルタイムで情報が

手に入ります。

 選ばれたファンのみが購入できる、もしくは長時間並ばないと

買えないという状況の結果、買いに行くファンが行けないファンの

分も “ 代行 ” してまとめ買いする行動も普通に起きています。

 嵐の場合、コンサートやファン同士のカラオケ ( アラカラ ) 、

放映したTV番組の詳細やCDについて語り合うなど、ファン活動で

他のファンとつながることで、みんなで応援しているという連帯感と

高揚感をもらうという世界が完成しているのです  」 ( 射場氏 )

 嵐はファンに、 「 ずっと嵐でいる 」 「 5人で頑張る 」

「 俺たちについてきてほしい 」 と繰り返し伝えている。

苦労したあとで、このような温かい言葉で抱きしめられるファンは、

嵐が生活の一部になっていくのである。

 そして、ソーシャルな時代においては、このようにファンとの

関係性が、音楽エンタテイメントビジネスの中核要素であり、

楽曲の重要性よりも、大切な成功の鍵となっているのである。

 今回のインタビューでは、IBAカンパニーのご好意により、

同社の嵐についてのマーケティング分析の結果を

ご紹介させていただいた。


著 者

鈴木 貴博(すずき・たかひろ)




当たってるとこもあるし、当たってないとこもあるし、こんな見方

してるんだって、面白いです。

読んでいただいて、ありがとうございます。



 拍手してくださった方々、遊びに来てくださった方々

     ありがとうございます。お気軽に遊びに来てくださいませ 

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