嵐の二宮和也君が大好きな 主婦のひとりごとです。
母と暮せばの、にのちゃん
2016年01月16日 (土) | 編集 |



こんな記事がありました。




『 母と暮せば 』  監督: 山田洋次

出演: 吉永小百合、二宮和也、黒木華 etc

評価:80点


山田洋次は年老いてもチャレンジングさを失わない監督である。

「 おとうと 」 「 東京家族 」 と最近は、かつての巨匠が作った

日本映画史に残る作品の リメイクと流石の山田洋次さん喧嘩

売りすぎ ですよとツッコみたくなる作品や、今のご時世に

合わないような撮り方である 「 小さいおうち 」 を作っている。

しかしながら、84歳の巨匠・山田洋次は某監督とは違って傲慢に

なることなく、また豪華キャストを無駄遣いすることなく独自の

アプローチで描くから不快になることはない。


さて、今回の 「 母と暮せば 」。

映画好きならピンと来るであろう井上ひさし原作、黒木和雄監督の

「 父と暮せば 」 のアプローチを変えた作品であると。

ブンブン、残念ながらそちらを観ていない為予告編判断

なのですが、あれも独特な演出が見受けられる作品であった。



しかし、本作は宮崎駿の 「 風立ちぬ 」 、大林宣彦の

「 この空の花 長岡花火物語 」 同様、 監督の持てる技術

総動員して描いた或る種遺言状的作品であった …


フィルム、そして二宮和也 …



予告編では分かりにくいのだが、本作はフィルムで撮られている。

そう聞くと、グザヴィエ・ドランやポール・トーマス・アンダーゾン

のようにアート性高いフィルム感をイメージするだろう。

しかし、山田洋次は文字通りフィルムの質感を完全再現している。

なので、タイトルや冒頭のキャスティングテロップがえらく汚いのである。

2015年の作品かと思う程のくすみっぷりだ。


そして、そこから怒濤の映像技術の嵐である。

岡村喜八か ! 松竹ヌーヴェルヴァーグか!と思う程、不思議なカメラ

ワークで白黒画面を行き来する、そして完全現代顔である二宮和也が

動き回る。

普通だったら、戦争がテーマの映画の主人公に現代顔は採用しない

筈である。

しかし、妙な違和感が見事にマッチしているのである。

昔のインディーズ映画と同じ違和感を再現しているため、クールさすら

感じる。


そして、戦後3年目のパートに移り吉永小百合と幽霊となった

二宮和也のもはやラブストーリーと言って良いほどの

アツアツでエモーショナルなドラマが展開される。

王道の小津安二郎ショットで行くように見せかけて、とんでもない

角度から、撮る

( 特に二宮和也の足だけを魅せるシーンが衝撃的 ) 。

イマジナリーラインもわざと違和感ありありに越えてみせる。

普通だったら、あまりにぶっ飛んだ撮り方な為、苦情ものなのだが、

これに繊細な 「 味 」 を持たせるから山田洋次は凄い。


二宮和也の使い方も恐ろしいくらい、それこそ彼の演技力を300%

引き出している。

確かに、彼は16cmの女の子との情事を描いた 「 南くんの恋人 」

や根本的に主人公の性格が変わる衝撃作 「 プラチナデータ 」、

さらには宇宙人を演じた 「 暗殺教室 」 と変な役を結構こなしている

ので演技は期待できる。





だが、特殊な役に慣れている彼の能力をここまで伸ばした監督は

いないだろう。

悲しくなると消えてしまう、幽霊。

恋人想いが強い幽霊。

時を記憶で駆け抜ける幽霊。

アイドル史上最も難解な演技に挑戦させ、見事育てきった山田

洋次尊敬である。


ストーリーこそ、結構幽霊がご都合主義だったり、 後半雑に時間

飛ばしをしていたものの、 映画好きは観るべき作品。

ただの反戦映画ではない逸品でした。




これは、チェ・ブンブンという方が書いてます。

ちょっと独断的って思うところもありますが 。。。


チェ・ブンブン、2014/09/14〜2015/02/04

にフランスのアンジェという町に留学していた映画好き。

年間500本近く映画を観ており、近年では100本以上を

映画館で観て映画業界を密かに支えていますw

現在、大学では 「 何故デンマークは暴力的・性的

作品を作るのか ? 」 といったテーマで卒業論文を

書いてる方だそうです。



 拍手してくださった方々、遊びに来てくださった方々

     ありがとうございます。お気軽に遊びに来てくださいませ 


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