2016年05月23日 (月) | 編集 |
嵐が 『 ミュージックステーション 』 ( テレビ朝日系 ) に2週連続で
出演。
20日の放送では、松本潤が主演を務めるドラマ
『 99.9―刑事専門弁護士― 』 ( TBS系 )
主題歌 「 Daylight 」 を披露した。
前週歌われた 「 I seek 」
( 大野智主演ドラマ 『 世界一難しい恋 』 主題歌 )
との両A面シングルとして18日に発売され、売上的にも
好調なすべり出しを見せている今作。
今の嵐だからこそ表現できる、同曲の魅力とは?
◆ ドラマ主演の松本が依頼 櫻井が台本を読んでラップ書き下ろし
タイトルの 「 Daylight 」 を日本語に訳すとしたら、
“ 光明 ” ――。
それは、僅かではあるけれど、確実に今そこにある可能性や希望の
ことを指す。
松本潤主演ドラマ 『 99.9―刑事専門弁護士― 』 の主題歌
「 Daylight 」 は、曲調も、歌詞の内容も、衣装やダンスといった
パフォーマンスも何もかもが、 “ 今の嵐そのもの ” を表して
いるようだ。
大野智主演ドラマ 『 世界一難しい恋 』 の主題歌の
「 I seek 」 との両A面シングルは5月18日に発売され、順調に
セールスを伸ばしている。
おそらく、 “ 今年を代表する1曲 ” になることは間違いない
だろうが、あらためて20日の 『 ミュージックステーション 』
でのパフォーマンスも含めてこの曲に触れてみると、
「 Daylight 」 が、今日本で最も売れている曲と呼ぶに
相応しいポピュラーミュージックとしての高いクオリティを
保持していることがわかる。
司会のタモリに 「 どんな曲? 」 と聞かれた松本は、
「 大人っぽくて力強い曲 」 とこの曲を表現した。
嵐のライブ構成を中心になって担当するだけあって、
松本は “ 演者 ” としてのみならず、プロデューサー的な
視点も持っている。
この曲を作っていく中で、
「 もう少しドラマの世界観を曲に入れたいな、と。
翔くんにラップを書き下ろしてもらった 」 と話した。
櫻井がラップを書き下ろすのは、 「 Face Down 」
( 大野智主演ドラマ 『 鍵のかかった部屋 』 主題歌・
フジテレビ系 ) 以来4年ぶりだ。
櫻井は、今回のラップを書くにあたって、
「 役の気持ちに寄り添って。
自分が全く出演していないドラマの台本を読む 」 という
珍しい体験をしたという。
そうして、わずか0.1%の可能性に賭け、真実を追求していく
弁護士の姿に、自分たちを重ね合わせる。
Don’t stop rolling … 転がり続けろ。
もがき続けろ、と。
◆ 今の嵐の “ 格 ” ―― 曲で生き方で、誰かにとっての
“ 光明 ” となる
この日のパフォーマンスでも、ラップ前とラップ後で、場面は
著しく転換した。
最初は洞窟のような暗いセットの中にいた5人が、
「 believe in myself 」 という歌詞を境に、一気に光溢れる
世界に包まれた。
アースカラーのオーガニックな雰囲気の衣装が、彼らの笑顔を、
瞳の輝きを、むしろ強く引き立たせていた。
アイドルらしい前向きさとひたむきさは保ちながら、その歌声や
動きや表情に、 “ 輝き ” とはまた違う、人格や品格、
風格といった嵐の “ 格 ” が滲み出る。
俳優に、今だから演じられる役があるように、歌手にも、
今だからこそ歌える歌がある。
「 Daylight 」 はまさに、今の嵐だからこそ表現できる
世界観なのだ。
消えそうな勇気を持っている誰かのために、想いを届ける。
もがき悩む誰にとっても光明となる、そんな存在感を
そんな生き方を、嵐の5人は今、身をもって示している。
長く活躍を続ける日本の男性アイドルは、SMAPもTOKIOも
V6もKinKi Kidsも嵐も、それぞれがそれぞれのやり方で、
従来のアイドルの範疇を飛び越え、さらに変容し
つづけている。
大人のメッセージソングをドラマティックに、切実に、誠実に
歌う嵐の姿を、後輩のA.B.C-Zは憧れの視線で見つめていた。
アクロバットを7回も入れたA.B.C-Zの 「 Take a “ 5 ” Train 」
のリハーサルを見たという松本は、
「 これぞジャニーズという感じ、すごくぐるぐる回って 」
とコメントしていた。
明快さ、激しさ、若さゆえのしゃかりきさ、スピード感。
あそこまで派手な動きはなくても、かつて嵐も通った道だ。
何かを失って、人は何かを獲得していく。
今は、嵐という存在そのものが、かけがえのない “ 光 ” 。
だからこの曲が、このパフォーマンスが、今日も誰かの希望になる。
オリコンスタイル: ( 文/菊地陽子 )
スポンサーサイト
| ホーム |