2016年08月13日 (土) | 編集 |
嵐こそがジャニーズの伝統を継承する

9年ぶりアリーナツアー演出でみせた姿勢
嵐が8月10日、約9年ぶりとなるアリーナツアー
『 ARASHI “ Japonism Show ” in ARENA 』 の
最終公演を横浜アリーナにて行った。
各報道によると同ツアーは6都市17公演、約17万4000人を
動員したとのこと。
今回の公演テーマは、 “ 原点回帰 ” 。
ドーム規模での公演が続いていた嵐が、ファンと近い距離で
パフォーマンスを届けることを目的に行われたツアーだった。
嵐のコンサート演出を手がける松本潤は、アルバム
『 Japonism 』 ツアー後のインタビューで、今回のアリーナツアー
について
「 僕らが最近やらせてもらっている嵐らしいライブってのとは
また別で、ショーアップした内容をアリーナで回らせていただけたら、
新しい見え方になるかな~って思って、メンバーと話し合いながら
内容を考えてる最中です。
今回の 『 Japonisim 』 というイズムは残します。
だからコンサートというよりはショーに近いものを今のところ
イメージしてます 」 ( 『 月刊ソングス 』 ( 2月15日発行 ) )
と語っていた。
ツアー終了後テレビ各局で放送された10日の横浜アリーナ公演の
映像では、各メンバーのソロパフォーマンスを重点的に紹介。
それらは 『 ARASHI LIVE TOUR 2015 Japonism 』 で披露された
パフォーマンスの流れを汲んだもので、二宮和也がタップダンス、
櫻井翔がドラム演奏、松本潤がDJ、相葉雅紀が空中パフォーマンス、
大野智がマスクマジックを披露していた。
大野が披露したマスクマジックは、東山紀之はじめ多くのジャニーズメンバーが
挑戦してきたジャニーズの伝統芸といわれるパフォーマンスのひとつ。
そのほか、櫻井のドラム演奏、二宮のタップダンスもショーアップされた
ジャニーズ舞台でよく見られるもので、ジャニーズを語る上で欠かせない
パフォーマンスだ。
松本が語っていたように 「 ショー 」 を意識した演出が多く取り入れられて
おり、ジャニーズの伝統を継承しようとする動きをみせる嵐が、よりその
姿勢を明確に表したツアーだったのではないだろうか。
嵐は今後、2016年11月11日札幌ドームから2017年1月8日福岡ヤフオク!
ドームまで計18公演を行う 『 ARASHI LIVE TOUR 2016-2017 』 の開催が
決定している。
5大ドームツアーは5年連続8度目となる。
次回ツアー、そして次作アルバムにはどのようなメッセージを込めるのか。
そこには、嵐が今後目指すべき方向性が色濃く示されているに違いない。
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竹上尋子
リアルサウンド 8月13日(土)7時0分配信
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